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■ 総選挙:「失速」!
10月22日、総選挙の結果は吉野復興大臣8万票に対し吉田泉は5万票に留まり、比例復活を果たすことも出来ませんでした。
希望の党の失速、そして私自身の力不足、準備不足を痛感するとともに、支援していただいた皆様に深くお詫びを申し上げる次第
です。一方比例区では自民5万・公明2万に対し、希望3万6千・立憲3万をいただき、旧民進系にいまだ世の中の期待ありと感じたところです。
いずれにしろ激動の3ヵ月でした。7月の繰り上げ当選から始まって、民進党代表交代・解散・出馬決意・希望の党への合流・失速・・・そもそも近年左に振れすぎた民進党は離党者が続き、崖淵に立たされていました。「自民党は今や中道左派の路線に傾いている。だから本当に脅威なのは左派ではなく、みんなの党・維新の会のような右派からの攻勢なのです」とは自民党幹部の発言です。そういうこともあっての希望の党だったのですが、いかんせん、短期間での荒業すぎました。「まっとうなことを中途半端にやってしまった」とは政治学者・佐々木毅氏のコメントです。

■ これから:希望の党を見守る!
一旦分かれた政党は、簡単には元のさやに戻れません。暫くはこのまま進み、次の参院選前に新たな再編を迎えると思われます。私自身はもう公認を頂けるような立場ではなくなりましたが、希望の党をどうするか、そこには関わっていくつもりです。

■ 最後に:今年の一文字は「謝」!
ここ数年、年末に一文字を書く機会があり、一昨年は選択の「択」、昨年は次世代を支えるの「支」でした。今年は感謝の「謝」にしたいと思っております。一度はバトンタッチを公言した私に、もう一度大きな舞台を与えていただき、思う存分やらせていただきました。その皆様への謝です。これで20年余りにわたった公の世界での責任を一応果たし終えました。長い間のご支援に深謝すると共に、これからの一生のお付き合いをお願いして筆を置きます。
(12月1日)
2017.12.02 Sat l 吉田泉だより l top ▲
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■ 繰り上げ当選:東北復興・民進党復活を目指して!
6月9日、衆議院の郡和子議員が仙台市長選への立候補を表明しました。彼女は2年半前の総選挙・東北比例区で当選していたので、その鞍替えに伴い、次点だった吉田泉が繰り上げ当選の権利を得ることになります。1年前から「次の総選挙でのバトンタッチ」を公言してきた私ではありますが、当期については責任があり、六万票余りの支持を戴いた皆さんの期待に応えるべきだと考え、お引き受けすることにいたしました。思いがけない展開となりましたが、更なるご指導ご鞭撻を又よろしくお願いいたします。なお任期は仙台市長選が始まる7月9日以降から来年末までの約1年半です。
私にとっての課題は、まずいまだ傷跡の大きい東北の復興であります。特に、長期化している原発避難の皆さんへの継続的な支援、そして事故現場である第一発電所の廃炉遂行、それらのために人材・技術・財源を確保し続けなければなりません。
二番目は支持率が低迷している民進党の復活です。もう一度「政権準備政党」として期待されるような政党になるため、特に外交安保の分野での現実的な議論が必要と思います。小選挙制度が続く以上は、「二大政党による政権交代で政治の歯車を進める」という潜在的な需要はまだまだあります。そしてそこにこそ民主党・民進党の結党の原点がある筈です。
三番目には経済財政政策の軌道修正です。アベノミクスの出口を見つけて常識的な政策に戻す、税と社会保障の一体改革を再構築して持続可能な財政への道を付ける、格差是正の強い意志を示す、等かと思います。
今年の初め頃地元のタウン誌に『自分の人生を24句で詠んでみる』というエッセイを書きました。その中に「人生にまさかの坂あり市議になる」「その先もまさかが続き衆院へ」という句を入れましたが、今回の事態を受け「三度目のまさかで も一度御奉公」を追加することになります。身が引き締まる想いです。
(6月11日)
2017.06.13 Tue l 吉田泉だより l top ▲
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■ 福島復興:技術・人材・財源の確保が一番重要!
東日本大震災から6年。多くの人の力により復興は一歩一歩進んでいますが、一方で困難も増大しています。その筆頭は福島第一原発の廃炉作業でしょう。事故を起こした4つの炉のうち、2号機に初めてロボットが入りましたが、内部の状況を明らかにするには至りませんでした。更なる技術、そのための人材がますます必要です。
また事故対策費用が増大しています。廃炉・賠償・除染の費用は全部で11.5兆円と見積もられていましたが、今回その倍近い21兆円に変更されました(このうち東電が負担するのは16兆円)。
福島復興を成し遂げるには、技術・人材・財源、この3つを東電と政府が確保し続けることが一番重要だと思います。そこが欠けたら復興は成りません。
この6年の間、県内では第一だけでなく第二原発の「廃炉」を求める議論が続いてきました。県民感情としては分からなくはありません。しかし第二は「再稼働」しなければいいのです。県知事がハンコを押さなければ、それは可能です。廃炉となると東電の財産が減るわけですから、財政状態が悪化し福島復興の足を引っ張りかねません。廃炉を決めても東電は第一に精一杯で、第二に手を付けることはできないでしょう。いま何が大事なのか、冷静に考えたいと思います。

■ トランプ政権:急進的な変更が混乱を生む!
アメリカのトランプ大統領の政権運営が大変不安定になってきました。保護主義、移民制限、医療保険の見直し等、考え方は色々あるとしても、余りに急進的な変更は混乱を引き起こしてしまいます。「大国を治めるは、小魚を煮るが如く」丁寧さが求められます。


■ 民進党1年:政権準備党か抵抗野党か!
結党1年目の党大会では、格差是正への強い姿勢が共通認識されましたが、一方で原子力政策の生煮えさ等が露呈してしまいました。選挙戦術的、左翼的発想では政権は遠のいてしまいます。夏の都議選が次の正念場になってきました。
(3月27日)
2017.03.28 Tue l 吉田泉だより l top ▲
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■ 民進党:長期的視野に立ち正攻法で行こう!
今年も国内では「安倍一強政治」が続きました。年末の内閣支持率は6割を超えたようです。しかし鳴り物入りのアベノミクスは4年たっても効果不鮮明・先行き不透明、出口次第では国難発生の恐れが拭えません。得意の外交分野でも、12月の日露首脳会談では功を焦った姿が出てしまいました。
一方の民進党は蓮ホウ代表に変わりましたが、抵抗政党的な政策が続いているせいか、支持率は伸び悩みです。それなりに進んでいる民共選挙連携も、「政権準備党」という民進党の存立基盤を失いかねない心配があり、慎重さが要求されます。
そんな中、ここ福島5区では衆議院の解散時期を睨みながら、候補者選考作業が続いています。地元中心・女性中心という方針は変わりませんが、解散時期によっては色々な可能性を探ることになると思います。今後ともご理解ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

■ 日本の防衛:自立を強める覚悟の時!
今年は国際的には「30年に一度の大転換の年」になりました。30年前はサッチャー・レーガンの新自由主義改革が始まり、冷戦も終わり、全世界が一つの市場に組み込まれた頃でした。日本人・アメリカ人が中国人やベトナム人と競争せざるを得ない時代になったわけです。その結果100円ショップに象徴されるように生活コストが下がり、消費生活には寄与がありましたが、先進国の中産勤労階級には競争圧力が強くかかり、日本では非正規雇用の急増、アメリカではその不満がトランプ大統領を誕生させるに至りました。しかし100円ショップが定着した現在、もう元のような保護貿易には戻せません。経済と政治のバランスを取りながら進むしかないと思われます。
東シナ海においては中国の脅威が増す一方です。尖閣諸島に万が一の事態が起こった時、トランプがきちんと助けてくれるかどうかが分かれ道です。自立を強める覚悟の時が近づいているように思います。
(12月31日)
2017.01.11 Wed l 吉田泉だより l top ▲
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■ 民進党:中期戦略は「右向け右」!
9月15日、民進党の新代表に蓮ホウ氏が選出されました。その直後の新潟県知事選では野党系無所属候補が当選、しかしその
後に東京・福岡の二か所で行われた衆議院補欠選では民進公認候補が落選、党勢回復は未だしとの印象になりました。
10月3日、日本経済新聞は「民進は全体、右向け右・・・9・6・3が政権への道」という論説記事を載せました。大変示唆に富む内容と思うので、概略をご紹介します。
① 民進は蓮ホウ体制下でも共産との連携を続けていくようだ。こうして今「自公VS民共」という「新しい55年体制」が出来かかっている。問題はその結果一番の票田である「中間的な無党派」が行き場に困っていることだ。本来は左の民共連携ではなく、右に動いて、弱い自民党支持であるリベラル保守を取りに行くのが民進にとっての正攻法である筈。
② 7月の参院選1人区で共産等と選挙協力した民進は11勝した。しかし青森も岩手も福島も新潟も長野も、もともと自民が分裂したところ。保守票の一部が野党と組めば強いということだ。
③ 「民進の小選挙区・一人区勝利の黄金律」は「9:6:3」だ。つまり民進支持者(10%)の9割、無党派(30%)の6割、自民支持者(40%)の3割を獲得して初めて(合計39%になり)当選ラインに届く。共産が候補者の擁立を見送れば民進の援軍になることは確かだ。しかし民共連携の形をはっきりさせると「9:6:3」の中の保守票の3が逃げていく。先の参院選で西日本の一人区が総崩れだったのはそのせいだ。民共連携は戦術論しては正しくても中期戦略としては失敗だ。それは55年体制への逆戻りだ。
④ 日本の保守主義の本流は伊藤博文→原敬→西園寺公望→牧野伸顕→吉田茂→池田勇人→大平正芳→宏池会だが、今この勢力がすっぽり抜け落ちている。民進が信頼を回復して再び政権を担いたいならば、それには「全体、右向け右」である。
(10月31日)
2016.11.09 Wed l 吉田泉だより l top ▲