2006年2月の国会だより

国会だより2月号

● 通常国会
1月20日、今年の通常国会が始まりました。
私も「金帰月来」の生活に戻り、
27日には早速アスベスト問題で委員会質疑に立ったところです。
 → アスベスト対策について(環境委員会)

小泉総理は、冒頭の施政方針演説で、
「官から民へ」「簡素で効率的な政府を」「貯蓄から投資へ」
など今までの路線をあらためて訴え、
この国会を「行革国会」と位置づけました。

ところが23日、
小泉改革を象徴するような人物だったホリエモンが逮捕
耐震偽装問題米国産牛肉問題などと共に、
今をときめく小泉政治に
潮目の変化が感じられるようになってきました。

これらの事件の背景には、
アメリカ型の「競争原理主義」の考え方があると思います。
競争は必要ですが、
大きい者も小さい者も同じ条件で戦わせると、
弱肉強食の荒廃した社会になってしまいます。


規制緩和や民営化を進めるなら、同時に事後チェック体制を整備し、
ジョンウェインのような強力な保安官を置くことも必要でしたが、
不十分でした。
今や単純に改革を推し進めるのではなく、軌道を修正する時期になったと思います。


● アスベスト新法

「静かな時限爆弾」と恐れられてきた
アスベスト(石綿)が爆発し続けています。
かって職場や家庭でアスベストを吸い、
30年の潜伏期を経て発症・死亡した方はすでに約2万人、
今後の40年間では30万人に及ぶとの見方もあります。


政府は12月末に総合対策を発表。
健康管理や医療体制を整えるとともに、
経済的な救済法を今国会の最初の法案として出してきました。
労災保険の対象にならない家族や一人親方などにも、
医療費や遺族一時金などを出そうとするものです。
しかし対象となる病気や救済の範囲が限られ、
手厚いとは言えません。


30年前の世界的なパニック、20年前の学校パニック、
10年前の阪神大震災など3回も手を打つべき局面があったのに、
政府は根本的な対応を取れませんでした。
被害者はその犠牲者です。
もっと光を当てるべきところです。
2006.02.05 Sun l 吉田泉だより l COM(0) TB(0) l top ▲