■靖国参拝

暑かった今年の夏。
大きな話題は甲子園の「ハンカチ王子」の力投と、
総理大臣の靖国参拝でした。

参拝については、個人的には、マスコミの騒ぎすぎだと思います。
中国や韓国に非難されたからといって、こんなに騒ぐ問題でしょうか。
振り返ると2年前、年金未納問題が起きて、
マスコミが大騒ぎしたことがありました。
当時の民主党・菅代表は責任を取って辞任までしました。
しかし2年たった今、その問題を口にする人がどれだけいるでしょうか。
靖国問題もそうなるのではないかと思います。

その一方で、冷静にやるべきは歴史の再認識です。
ペリーの黒船来航まで遡り、なぜ日本人は多くの血を流しながら明治維新を起こしたのか。
日清・日露戦争から始まって、なぜ朝鮮半島と満州にこだわったのか。
結局ソビエトロシアの脅威のせいだったのではないでしょうか。

東京裁判で侵略戦争とされた大東亜戦争を、
その後自衛戦争と言い換えたのは、マッカーサー自身でした。
戦後60年たった今こそ、近代日本の歩みを改めて振り返る時にしたいものです。


■ 格差是正

5年にわたった小泉政権もいよいよ9月で終わります。
確かに自民党の旧体質は一部ぶっこわされました。
しかし一方できわめて大きな社会変化が放置されています。

生活保護と自己破産の数が、この5年で5割増加。
貯蓄ゼロの世帯数や幼児虐待の件数はなんと2倍です。
一言でいうと弱肉強食が進み、競争のストレスがきつくなったということです。
ここに手を当てるのが、ポスト小泉の最大の課題です。

もっともこの傾向は日本だけではありません。
十数年前から始まったIT革命、つまりパソコンを中心にした情報革命に
乗ったか、乗り遅れたか、が近年の格差の最大原因だと言われています。

IT革命は避けられませんが、その影の部分をどうやって最小にするか。
所得格差が教育格差や希望格差につながってはいけません。
それを国民共通の認識にすることが急がれます。(9月1日記)

2006.09.02 Sat l 吉田泉だより l COM(0) TB(0) l top ▲