○ 2007年7月の国会だより

■ 逆転の夏へ

衆議院の委員会での強行採決:14回。
これが今年の通常国会の状況を端的に示す数字です。
スタートが遅れ、終わりも参議院選挙で押えられている。
そんな中で、多くの法案が極めて不十分な審議で
無理やり通されてきました。

私にとっては4度目の国会ですが、こんなことは始めてです。
「いつまでも審議をさせろ」と駄々をこねている訳ではありません。
法案には自ずと適切な審議時間があります。
それをやらないのでは、
国会は役割を果たしていないということになってしまいます。

結局安倍政権のあせり、国会運営の未熟さです。
夏の参議院選挙で懲罰を与えていただきたいと思います。



■ 消えた年金問題

「日本の行政史上最悪」と言われる事態が発覚しました。
社会保険庁が、受け取った年金保険料の多くを、
誰のものかハッキリしないまま放置していたのです(5千万件等)。

「申請があって始めて年金額を決める」という法律を拡大解釈して、
申請があるまでは何もしなくてよいとしたのです。

支払いの立証責任は国民にある、というのもひどい話です。
途中で横領されたものまでありました。
長年の膿がたまったとしか言いようがありません。
政権を替えて手術する時です。


■ 公認会計士法

足利銀行やカネボウ、日興コーディアルなどの大会社で粉飾決算がなされ、
多くの株主が損をしました。
それを見抜いて正すべき立場の公認会計士までがそれにからんでいたのです。
関係した中央青山監査法人は業務停止命令を受け、
後を継いだみすず監査法人も、1年足らずで解散となりました。

今回の法改正では、癒着を避けるための会計士のローテーションなど
一定の改善が図られました。しかし最大の課題は、
厳しくチェックすべき会社から会計士が報酬を受け取るという仕組みにあります。

これが先送りされたため、不祥事の根絶はまだまだということになりそうです。    

     
(6月30日 記)
2007.07.06 Fri l 吉田泉だより l COM(0) TB(0) l top ▲