○ 2008年3月の国会だより

■予算審議

 2月29日深夜、予算およびその関連法案が衆議院本会議で可決されました。焦点は道路特定財源問題。ガソリン等の暫定税率を10年間延長するか、それとも廃止するか。毎日新聞のアンケートによれば、実に78%の方が「両方ともダメ、与野党歩み寄って修正すべし」との考えです。私もそう思います。「10年も暫定を続ける訳にはいかないが、すぐ止めてしまっては財政に穴が開く。与野党歩み寄って、数年程度の延長というような常識的な結論を出すべし」ということだと思います。しかしながら対立したままの採決となり、最後にはお決まりの肉弾戦まで演じられました。参議院での修正協議に期待するところです。


■イージス艦衝突事故

2月19日未明、千葉県沖で海上自衛隊のイージス艦と漁船との衝突事故が起こりました。一体、最新鋭の巨大艦船上で見張りやレーダー員は何をしていたのか。一方、清徳丸はなぜ逃げ遅れてしまったのか。さらには艦船と民間船の共存関係は、平時・有事それぞれでどうあるべきなのか。基本から検討する必要があるようです。


■冷凍ギョーザの中毒事件

 去る12月から1月にかけて、千葉・兵庫両県の3家族10人が中国製の冷凍ギョーザで食中毒を起こしました。農薬メタミドホスの混入が原因です。
 警察庁長官は2月22日、これまでの捜査から、

①密封された袋の内側から農薬が検出された
②その農薬は日本にはない
③これら3件のギョーザは中国の天洋食品から出荷された後は完全に別ルートで流通した

 以上3点を挙げて日本で混入された可能性は低いと報告しました。ところが28日、今度は中国公安省が「中国で混入された可能性は極めて低い」と発表、日中が真っ向から対立することになりました。中国側は真相究明を避けたがっているのでしょうか。真相が究明されないうちは、輸入停止措置が必要になってくるかもしれません。

(3月3日 記)
2008.03.14 Fri l 吉田泉だより l COM(0) TB(0) l top ▲