○ 2008年6月の国会だより

■紙のリサイクル

6月3日の環境委員会で「古紙リサイクル」の問題を取り上げました。年賀状から始まって、コピー用紙や印刷用紙などに偽装があったことはご承知の通りです。偽装は許されませんが、今までのリサイクルの進め方に無理はなかったのか、との立場から質問をしました。古紙は回収された後、インクを抜き、漂白せねばなりません。そこには化学薬品が使われます。一方日本の森林利用率(利用量/生育量)は40%に過ぎません。森林は太陽エネルギーの利用としては最善のものです。生育量の範囲内で国内パルプの利用率を上げることの方に重点を置くべきではないでしょうか。まずは間伐材パルプの拡大に取り組むとの答弁でした。


■地球温暖化

 去る4月18日の環境委員会で「地球温暖化対策」の問題を取り上げました。7月の洞爺湖サミットへ向け「二酸化炭素排出量を2050年までに60~80%削減するとの提案をすべき」との議論が高まっていますが、私は次のような理由で個人的には慎重論の立場に立っています。

 まず、①温暖化の主原因は本当に人間なのでしょうか?
 例えばここ30年位は温暖化ですが、それ以前1940年から80年までの40年間は寒冷化の時代でした。地球の温度を左右するのは人間だけではありません。問題はその程度ですが、多数派が「90%以上人間のせい」と言う根拠は未だ不十分だと思います。

 次に、②温暖化は人類にとってそんなに脅威なのでしょうか?振り返ると、紀元0年頃(ローマ時代・弥生時代)と1000年頃(中世時代・平安時代)は今以上に温暖な時代であり、人類にとって生きやすい時代でした。

 また、③本当に60%も減らせるのでしょうか?このところ世界の排出量は毎年2%程度増えていますが、これは大体GDP成長率に見合うものです。温暖化よりも飢餓・貧困の方が問題だとするなら、むやみにGDPは下げられません。環境はすべてのベースですが、総合的に冷静に対処する必要があります。

(6月4日 記)
2008.06.17 Tue l 吉田泉だより l COM(0) TB(0) l top ▲