○ 2009年3月の国会だより

■代表秘書逮捕:便宜供与はあったのか?

3月3日、小沢代表の公設秘書が政治資金規正法違反(虚偽記載等)の疑いで逮捕され、永田町に衝撃が走りました。いかにも微罪での強制捜査です。この法律は今まで何回も改正されてきましたが、いまなお「ザル法」であり、企業献金も実質的には受け取れます。小沢代表も翌日の記者会見でそこを強調しました。つまり、企業献金なら民主党岩手県第4総支部で受け、そうでないなら陸山会で受ければ法律違反にならないのだから、虚偽記載をする必要は全くない、というものです。その上で代表は「もし便宜供与があったとすれば(そういう事実は全くないが)それは甘んじて捜査を受ける」と付け加えました。そこが今後のポイントかと思います。事態の推移をよく見守る必要があります。


■地球温暖化:ここ3年、気温は下がっている!

2月20日、予算委員会分科会で地球温暖化の現状について質問に立ちました。この2月初めに気象庁が昨年のデータを発表しましたが、それを見ると、①ここ3年間、世界の平均気温は毎年下がっている、②ここ10年間でも、横ばいか下がり気味である、③ここ100年間では、30年程度の周期で上がったり下がったりしながらも、大枠は一貫して上がっていることが解ります。さらにアラスカ大学国際北極圏センター所長だった赤祖父俊一教授によれば、④1000年単位でみれば、紀元前は今より高温の時が多く、その後下がった、平安時代の1000年頃また高くなり〔中世温暖期〕江戸時代の1600年頃に低くなった〔小氷河期〕、その後1800年頃から今日まで上がり続けている〔現代温暖化〕、とのことです。

一方、人間が出す炭酸ガスが急激に増えたのは、大戦後1945年頃からです。そうすると、1800年頃から始まった現在の温暖化は、炭酸ガスだけでは説明できないことになります。赤祖父教授は「現代温暖化の原因は自然起源5:人為起源1程度の割合ではないか」との仮説を提出しました。省エネは大いに結構ですが、温暖化論議についてはいっそう冷静な見方が必要です。  

3月1日記
2009.03.18 Wed l 吉田泉だより l top ▲