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■ 補正予算:景気を支えた上で財政再建を!

10月29日、補正予算が国会へ提出されました。おととしのリーマンショック以来、補正予算と当初予算をつないだ「15ヶ月予算」等で景気の下支えをしてきましたが、このところのドル安で「下振れリスク」が生じてしまったところです。それを乗り越えるための補正予算(景気対策分は4.9兆円)です。金額的に大きいのは、地域活性化が3.1兆、医療介護1.1兆など。財源としては前年度の剰余金などを使うので、新たな借金はいたしません。景気を支えた上で、中期的には財政再建を目指すことになります。


■ 事業仕分け:特別会計のあり方を見直す!

10月27日~30日、特別会計に関する事業仕分けが行われました。私も財務省が所管する4つの特別会計(国債整理基金、外国為替、財政投融資、地震再保険)について「仕分けされる側」の立場で参加しました。たとえば外国為替特別会計。政府は、急激な円高=ドル安の時に、借金で円貨を調達してドル(米国債)を買い支えてきました。その借金残高が60兆円。一方米国債の金利が入ってきますが、その時にもそれ見合いの借金をして円貨を調達し、積立金等に当ててきました。また、借金の金利を払うためにも借金をしてきました。それらの借金残高が50兆円。その分だけ資産も負債も膨らんでいることになります。この複雑な仕組みを見直すべきとの指摘を受けました。財務省として検討を始めます。事業仕分けの成果のひとつにしたいと思います。

(11月12日 記)
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