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■ 復興本部設立:「減災」型の国土づくりを!


大震災から100日が過ぎ、6月24日には「復興基本法」が成立しました。

災害対策も「緊急から復興へ」と舵が切られつつあります。

翌25日には、復興のバイブルとなる「提言」が復興構想会議から出されました。

その最大の特徴は「減災」という考え方です。

すなわち大津波は防波堤・防潮堤などの最前線だけでは防げない、

道路や鉄道などの盛土による「二線提」や「避難ビル」「高台への集団移転」などを

重層的に組み合わせて、被害を最小化しようとする考え方です。

また原子力災害についても、特に1章が設けられ

「国は応急対策、復旧、復興について責任をもって対応すべき」とされました。

「福島の未来への保障」とされる部分です。


27日には人事が行われ、私は復興本部の「福島現地対策本部長」を仰せつかりました。

今までの緊急対策の連絡室はそろそろ縮小過程に入り、

切れ目のないように復興の本部が作られることになります。

「育てていただいた故郷へ今こそ恩返しの時」とわきまえ、

誠心誠意、全力でやってまいります。



■ 地震予知:過去の地震や噴火のさらなる検証を!


ご存知のように、日本列島の地下には4枚の大きなプレートがあります。

今回の地震はその中の2枚がぶつかりあう中で起こりました。

このようなM8以上の東日本の大地震は、

わかっているだけで過去に4回(貞観・慶長・明治・昭和)あるそうです。

そして、そのうちの4回において前後10年以内に首都直下型地震が発生、

また3回において前後18年以内に西日本大地震が発生していると指摘されています
(藤井聡「列島強靭化論」文春新書)。

つまり2枚のぶつかり合いが残りの2枚のぶつかり合いや、

4枚の間にある部分に影響を与えるという図式です。

そして4つのプレートがぶつかる地点の真上にあるのが富士山で、

その噴火とも関連しうるとのことです。さらなる検証が必要です。

(7月1日 記)
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