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12.3 常磐公民館で講演


■ 2011年:大きな困難を乗り越えて!


運命の、重い2011年が暮れようとしています。

いまだに10万人の方が強制避難中、

その他に5万人の方が自主避難中という困難な状況です。

病気になったり亡くなったりする方々も多く出ました。

本当に大変な年になってしまいました。

この間政府の対応が遅いとのご指摘が続きました。

確かに当初の考え通りにはいきませんでした。

背景としては、阪神淡路の時と比べて津波被害があったこと、

放射性物質による汚染という初めての事態が加わったこと、

途中で総理大臣が変わってしまったこと等が挙げられるとは思いますが、

現地本部長として対応を加速していかなければならないと強く感じる年越しになりました。



■ 2012年:いよいよ新しいステージへ!

そんな中、お正月から新しい段階に入れる展望も見えてきました。

・ 一つは、放射性物質汚染対処法が本格施行される1月から、

  県内各地で「本格的除染」が始まることです。

・ 二つは、原子炉の冷温停止を受け、「本格的帰還」が動き出すことです。

  その先駆けとして、広野町役場が3月1日までに完全復帰することになりました。

  なんとしても成功していただきたいと強く念じています。

・ 三つは、復興補正予算9兆円の成立を受け、「本格的復興」に向かうことです。

  海岸地区の高台移転、小名浜港や湯本温泉街の復旧、

  地すべり対策等がいよいよ動き出します。

  5千人の雇用増加を目指した洋上風力発電用の生産拠点作りも、

  そのための調査が始まります。

・ 四つは、いわき市はじめ周辺市町村の方々150万人にも東電の賠償金をという、

  原子力損害賠償紛審査会の中間指針追補により、「本格的賠償」が始まることです。

  また法人税の減免などによる企業支援も、

  特区法や福島再生特別法で実施されることになります。

  では、来年も力を合わせて頑張ってまいりましょう。

  (12月7日)

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