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■ 指定廃棄物:「各県での最終処分」方針の堅持を!

4月8日、環境委員会で福島の原発事故関連の質問をしました。1キロ当たり8千ベクレルを超える廃棄物は、指定廃棄物と呼ばれ(主として焼却灰)、特別な処分が必要です。その8割は福島県内で発生し、残りの2割は周辺5県で発生しました。そこで震災の年の11月には、発生主義の考え方に則り「それぞれの県で最終処分をする」との基本方針が閣議決定され、各県で候補地選定作業が進められています。
そんな中、一部の県において「この指定廃棄物は福島第一原発に持って行くべき」との意見が出ています。排出者(東電)責任論に基づく主張です。しかしその理屈で行くと、除染した土壌等の最終処分も福島でという事になりかねず、山場を迎えている中間貯蔵施設の交渉が一挙に決裂しかねません。既に決められた方針に則り、それぞれが責任を持って役割を果たす、これしかこの難局を乗り切ることはできません。環境大臣も方針堅持との答弁でした。


■ 汚染水漏えい事故:事実関係の解明に全力を!

同じ委員会で、汚染水漏えい問題も質問しました。2月19日の昼前の25分間に、何者かが配管の弁をいじったため、汚染水が満タンのタンクに流れ、300トンの汚染水が溢れるという事故が起こりました。何者かが人為的に弁をいじったことは間違いないのですが、それが意図的なのか、悪ふざけなのか、はたまた勘違いなのか、その動機がわからない不気味さがあります。原子力規制庁の立入検査、さらには捜査当局への捜査依頼も考えるべきと質しました。
その後4月11日には、使う予定のない仮設ポンプが何故か動かされ、建屋地下に200トンの汚染水が誤送されるという事故が起こりました。第一原発のサイトは「野戦病院」のような状況と言われます。作業規律を維持するためにも、事実関係をうやむやにしないで解明する努力が、東電・規制庁に望まれます。
(4月17日記)
2014.04.22 Tue l 吉田泉だより l top ▲