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■ 環境大臣「金目」発言:中間貯蔵交渉が空転する!
6月16日、大熊町・双葉町で進められている中間貯蔵施設建設の交渉に関連し、担当の石原環境大臣から「最後は金目でしょ」との発言が飛び出しました。これを知った多くの福島県民が「その言い方は自分達を侮辱するものだ」と怒りました。
確かに今「用地の補償額」や「自治体への新型交付金」など、お金に関する問題が交渉の中心になっていることは事実です。しかし交渉の責任者として、あの発言は一線を越える致命的なものでした。そこで国会の最終日に全野党で大臣不信任案を提出しましたが、数の力で否決されてしまいました。今後この大臣の下での交渉は円滑に行かず、数ヶ月が浪費されることになると思います。引き続き早期の交代を求めていきます。

■ 高温ガス炉:原発論議で取り上げるべき!

6月18日、文科委員会の一般質疑で「高温ガス炉」について質問しました。これは原子炉の一種ですが、現在の軽水炉の次の「第4世代の炉」として50年前から研究開発されてきました。
原発事故の際に重要なのは、「①止める・②冷やす・③閉じ込める」の三機能です。3・11の事故では、地震の際にすぐ制御棒が入って「①止める」ことには成功したのですが、津波で全電源を喪失し「②冷やす」ことに失敗、炉心溶融と水素爆発によって「③閉じ込める」ことにも失敗、結果として放射性物質が放出されてしまいました。ところが高温ガス炉の方は「制御棒が入らなくても自然に止まり、冷却材がなくても自然に冷える」特性を元々持っている、すなわち原発で一番心配な部分を最初からクリアしているというのです。さらには廃棄物も少ない、コストも安い、冷却材(ヘリウム)の高熱も使える、など注目すべき性能を持っており、かつ世界的に見て我が国が開発のトップを走っているとのことでした。 
現在の原発賛成・反対の議論は、「軽水炉」が前提になっていますが、今後はその議論にこの「高温ガス炉」も取り上げるべきと思います。(7月1日 記)
2014.07.03 Thu l 吉田泉だより l top ▲