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■ 安倍総理:気になる「狭量」と「思い込み」!
2月23日、西川農水大臣が「政治とカネ」の問題で辞任しました。昨年から疑問を持たれていた大臣です。年末の組閣で留任させた総理の責任は大きいと思います。政治家と業界の癒着の問題が相変わらずであることも認識させられました。
その問題が議論された衆議院の予算委員会で、総理は「日教組はどうなんだ!」と野次を飛ばしました。そもそも野次を飛ばす総理というのも珍しいですが、農林業の話をしているのに日教組の話を出してきて、かつその話が間違いだったというのですから、呆れます。
また2月3日の参院予算委員会では、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人人質殺害事件に関し、そのきっかけとなった総理のカイロ・スピーチ(ISと戦う周辺各国に2億ドルの支援を約束した)が議論になりました。「総理はそれが非軍事の人道支援であることを説明していないが、人質に危険が及ぶ認識は無かったのか」と急所を突かれた総理は、「質問はISに対し批判をしてはならないような印象を受ける。それはまさにテロリストに屈することになる」といきり立ちました。これでは議論になりません。
政治家の資質が結局は政治に出てきます。つまり狭量な政治家の政治は狭量になります。総理には日本国民全体の父親的な自覚、要するにもっと深い懐を持ってもらいたいと思います。
最近「円高・デフレが日本を救う」(小幡績)という新書が出ました。本の帯には「アベノミクスは失敗したのではない。最初から間違っていただけだ」とあります。つまり無理やりインフレ・円安を目指すアベノミクスの目標そのものが間違っている、という訳です。私も同感です。しかし安倍総理は「この道しかない」と思い込み、日銀を巻き込み、国民に問うと称して解散総選挙を行い、今に至っています。国民の支持率は相対的に高いわけですが、私はこの「狭量」と「思い込み」が安倍政権の一番の危険性であると思っているところです。
(2月26日 記)
2015.03.12 Thu l 吉田泉だより l top ▲