○ 2007年10月の国会だより

■安倍政権の崩壊

 9月12日、安倍総理の辞任表明は誠に突然でした。安倍さんに一体何が起こったのでしょうか。国内要因としては、7月の参院選の敗北で生じた「衆参ねじれ国会」が極めて重い負担になったと思われます。また国際要因としては、直前にブッシュ大統領から、米国の北朝鮮融和政策を聞かされ、拉致問題という自分の出発点が根幹から揺らいだ、との指摘もあります。それらが重なって、体調不良が極まったということでしょうか。いずれにしろ、小泉さんから6年続いた「劇場型政治」はここに幕を下ろしました。

 あとを継いだ福田総理は、話し合いの政治を、と言っています。役員人事も挙党体制を取りました。あとが無い、との危機感からだと思います。今度は「調整型政治」の時代に入ります。劇場型に慣れた国民が、それをどう受け止めるか?政策的には、小泉改革路線を修正するようにも見えます。

 それに対し、民主党は新たな対立軸をどうするか。小沢代表は、「相手が誰でもこちらは参院選の公約の実現にまい進するのみである。対立法案については部分修正して賛成するようなことはしない」と言明しました。


■テロ特措法

 再開された臨時国会の最大の争点はテロ特措法です。多国籍軍によるアフガニスタンのタリバン攻撃が始まってすでに6年。日本はその多国籍軍への海上給油を続けています。
 アフガニスタンは、「シルクロードの十字路」と言われる要所にあり、昔から他民族の侵略に悩んできました。人口2400万人の70%が栄養失調。追い込まれた青年による自爆テロが1年間になんと220件。空爆などで亡くなる人が年間6000人にも上ります。テロと貧困の悪循環が続き、事態改善の展望がありません。本来は軍隊ではなく、警察が出て行くべき事態との指摘もあります。国際的な付き合いを続けるか、作戦変更を主張するか、政治の知恵を出す時が来ました。

(10月1日記)
2007.11.23 Fri l 吉田泉だより l COM(0) TB(0) l top ▲

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